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木曜マジック・バラエティ

2012.10.04

なかしゅー世界一周2012・第20回:コスタリカから東京ゲームショウへ

By 中村 修平


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 そういえば取りっぱぐれたプロポイントなどという言葉を前回の結びにしたような気がしますが、

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 久しぶりに優勝してしまいました。(リンク先は英語カバレージ)

 カバレージスタッフにツッコまれて気がついたのですが、グランプリだと2007年末のシュトゥットガルト以来ですから実に5年ぶり、なんとも結構な年月が流れてしまったものです。

 しかし近年ではかなり苦手な部類だったM13リミテッドで、まさかあんなに強いデッキを決勝ドラフトで作れるとは。

中村 修平
グランプリ・コスタリカ2012 優勝 / 基本セット2013ドラフト
10 《島》
6 《平地》
1 《進化する未開地》

-土地(17)-

2 《ボーラスの占い師》
1 《エイヴンの従者》
1 《濃霧の層》
1 《テューンの戦僧》
2 《狩漁者》
1 《空召喚士ターランド》
1 《風のドレイク》
1 《庇護のグリフィン》
1 《原初の土》

-クリーチャー(11)-
1 《移し変え》
1 《送還》
2 《本質の散乱》
1 《武勇の誇示》
1 《予言》
1 《睡眠》
1 《ターランドの発動》
2 《隊長の号令》
1 《記憶の熟達者、ジェイス》
1 不明
-呪文(12)-


 ここのところ決勝ドラフトといえばナッシュビルのような失敗デッキばかりだったのでびっくりです。

 このところやることなすこと、裏目にまわることが多かったのにです。
 例えばシアトルではホテルが高級すぎてレンタカーの駐車場台がレンタカーそのものよりも高くて大損失を計上したり、ラスベガスでは確率5分の1のアメリカ式傾国遊戯で1勝5敗という歴史的大敗を喫したり。
 コスタリカに着いても、ちょっと昼寝のつもりが何故かそのまま20時間近くも寝てしまい、行こうと思っていた《霧深い雨林/Misty Rainforest》や《Volcanic Island》、《極楽鳥/Birds of Paradise》ツアーに参加できなかったといった具合。

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 これは完全に自分の過失な気がしますが、とにかくマジックも含めて色々とかみ合っていなかったことばかりだったので、ドラフトが終わった段階でもまだ、
『どうせこんな時は決勝1没だろうな』
 なんてくらいの後ろ向き加減。
 お陰で色々と山のようなスプリットをしてしまって、手取り賞金がどれくらいになってしまうのか今から戦々恐々としています。

 もっとも、日本マジックオカルティズムの伝道師、イニシャルAAさんなんかに言わせると、カルマ理論的にむしろ当然の結果、不ヅキ体験の積み重ねにより、やがて訪れる幸せのリターンは限界突破してしまった、ということらしいです。
『いやぁめでたい。ナックさんは勝ててハッピー、我々もナックさんの不幸がたくさん見れて飯がウマいしまさにウィンーウィン。ハッピーの期待値的にはまさに青天井。あ、ところでここのカレーウマいですね。次のハッピーのためにここはおごっておいた方が良いですよ。』
 なんてことを帰国直後に食べに行ったカレー屋で言われた、というよりタカられたのですが、裏返ったリターンハッピーとやらの力で返り討ちにしておきました。

 まあ、確率の収束という点で、いつか谷や峠はあるから。といったくらいには私も信じてはいますけどね。

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ひとときの休息

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 それにしても8月中旬のジェンコンから数えてちょうど1ヶ月。
 今年に入ってからはこれくらいの長期滞在が普通になったとはいえ、それでも帰ってくる時に『長かった』と思ってしまうのは当然のことかもしれません。

 ましてやコスタリカから日本に帰国するのに、まず早朝にアメリカ・ヒューストンへで5時間、そこから乗り換えでシアトルまで5時間、シアトル到着が夕方になってしまい日本行きの便がもうないのでここで1泊、翌朝に日本行きの飛行機で11時間。

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 待ち時間を合わせれば40時間かけての帰国はさすがに疲労困憊。
 時差ぼけと言われている症状の半分くらいはあの窮屈な座席での眠りと言えない眠りにあるのではないかとつくづく思うのです。

 今はその反動、ということにして日本でのんべんだらり・・・とは残念ながらできず。
 7月、8月の開店休業、凪の状態から一転、10月、11月はほぼ毎週グランプリがあるという暴風雨的なスケジュールに備えて旅券とホテルの手配。
 さらに日本でやっておかないといけない用事をこなしている間に、瞬く間に過ぎ去ってしまいました。

 当初の予定では涼しくもなってきたし、国内のどこか、使いどころに困っているマイレージでも使って屋久島なんかにでも行こうかなと思ってたのですが、日本にいる間に会っておきたい人達に会うのと、日本のご飯を食べに行くので精一杯。

 ということで前述のAAカレー以外にも色々と美味しいものを食べに行った以外では・・・
 ひとつありました。ちょっとしたお願いを聞き入れてもらった結果、とある所へと行ってきたのです。


そうだトウキョーゲームショーに行こう。

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 先日のジェンコン、そしてPAXと続けてゲームショウ的なイベントをウィザーズ持ちでチケットゲット、見学させてもらい、なんだかんだで私もゲーム好きということを再確認していました。

 その時に一緒にいた社員さんから、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社が日本最大のゲームショウ、『東京ゲームショウ』に出展するという情報を聞きつけ、なんとかしてその東京ゲームショウとやらも見てみたい、あわよくば今回もタダチケットをゲットと興味を持ったところがきっかけでした。

 とは言ってみても、この手のモノの知識はほとんど皆無。
 ニュースで来場者数が例年10万単位ということ以外はどういうものなのかさっぱり解っていません。
『フォレストさんに頼んでみたら』
 というアドバイスそのままに、もしタダ券的なものがあるなら分けて欲しいです的なメールを送った以外、送った本人もすっかり忘れてしまっているという体たらくだったのですが、急展開を迎えたのはシアトルで1泊を過ごして、日本行きの便に乗り込もうとしたその矢先でした。

 チェックインカウンターで、何処かで聞いたことのある声がするなと思って隣を見てみると、当のフォレストさんがそこにいるではないですか!
 聞けばたまたまこの週は出張でシアトルの隣町、レントンのウィザーズ本社だったとのこと。発売が目前に迫ったラヴニカへの回帰なんかの話を、当然聞ける範囲のことですが話したりしていた中で、

『あ、そういえば東京ゲームショウの件だけど。この記事用ということでプレス用のチケットを編集の吉川に送っておいたから』

 ということで晴れてゲームショウ見学できることが決定。
 ちなみにこの時には東京ゲームショウが何日から開催するかすら解っていませんでした。正解は帰国した翌日の木曜日から、そして入場には本人の名刺等々が必要となるのを知ったのは水曜日の夕方、東京の家に到着して編集の吉川君とスカイプで話してから。

 名刺なぞ数年前まで作られていたプロプレイヤーカードくらいしか心当たりが無いので、慌てて今からそういうサービスをしてくれるところを探したり。
 なんとか必要なものの目処が立った時はすっかり良い時間。
 そして時差ぼけからの眠りから開放されてみるともう午前10時。

 慌てて準備をして、2年ぶりの幕張メッセへと向けて出発したのですが、幕張が随分遠いところというのを忘れていました。
 電車に揺られること1時間半ほど、それだけの時間があれば成田にすら着いてしまうのに乗り換えの電車が来なくて最後の一駅から15分待ちでようやく到着。

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 出発前にツイッターでゲームショウにいるとツイートしていたヤソに至ってはもう帰っているという始末。
 せっかく道案内してもらおうと思っていたのに、いや、それを察知されて先手を打たれたか。
 とにかく標識に従っていけばなんとかなりそうではあります。

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 世界選手権は1フロアでしたがこの催しは全フロア、おおよそ端から端までを歩いて目的の赤色の事前チケットの受付を発見、タグを作ってもらってようやく中に入ることが叶いました。

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 入り口のカタログをとってみて、どういうブースがあるのか確認をしてみます。
 1フロア目はおなじみのゲームメーカー。2フロア目には新興著しい携帯アプリのメーカーが、そして3フロア目は物販ブースが立ち並ぶという構成のようです。

 まずはやはりマジックブースを探してみると、

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 わりかしすぐに見つかりました。1フロア目のほぼ真ん中。右も左も四角や歴史モノといえばやパックマンのような大手ゲームメーカーに囲まれた一画で、なんかアジャニっぽいのがあります。

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 と思ったらそれだけではなくてジェイスとリリアナもいますね。
 チケットのお礼も兼ねてフォレストさんに挨拶をと思いましたが、かなりの盛況でお客様の応対に忙しそうなので、2フロア目に行ってみることにします。

 次のフロアで真っ先に目についたのは花札じゃない方のハードといえばのブースです。
 今日は人が少ないと聞いていたのにここだけは平気で30分待ちの山、流石ですね。
 ちょっと興味本位で並んでみたものの10分くらいで飽きてしまい、隣の方を見やってみると、もっと凄い行列がありました。
 狩りをしようぜ的なゲーム。浦安のテーマパークと良い勝負ができそうなくらいの行列ができています。
 この会社のゴルガリチックな新作ゲームや、ちょっと手前にある潜入アクションゲームといい、最近のゲームは気合が入りまくっていてゲームなのか映画なのか見分けがつきませんね。
 特大スクリーンに映しだされている映像をみているとどんどんやりたくなってしまいます。

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 問題は展示されているソフトの大半を遊ぶためのゲーム機を何も持っていないことですね。
 据え置き機はおろか、携帯の2つのゲーム機すら持っていないのにゲーム好きを名乗るは如何なものか。
 そんなことを考えていたら今度は携帯アプリでブイブイ言わせている会社のブースがありました。
 さすがは絶好調なだけあって、力の入れ方が違います。広さはもとより解りやすくスタッフ、コンパニオンの数が多いです。おまけに30分周期ぐらいでショウみたいなものをやっています。
 ですが、開封の醍醐味ならわざわざ地球の裏側まで行ってパックを剥いているので間に合っています。
 その先は何やらプロレスのリングらしきものがありましたが、特に今は何も開催していないようなのでスルー。
 隣のフロアの物販ブースも興味をそそられるようなものも無いので終了。

 さて、どうしたものかと来た道を引き返していると、思いがけない人物とばったり遭遇しました。

 三田村和弥です。
 聞けば、このところは勤め先でプロデューサー業を任されていて忙しいみたいです。
 そのゲームもようやくここでお披露目。ということで記念プロレス興行をするらしいので、それを見ることにします。

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 それにしても、見た目はオレンジのTシャツを着ていることも相まってプロデューサーというよりは新弟子・・・いや止めておきましょう。とにかく元気そうでした。

 マジックブースに戻ってみると、お客さんの応対も一段落したようでようやく挨拶が叶いました。
 編集の吉川君とも合流でき、案内人も確保できたのでもう1周。

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 個人的に面白かったのは北辰一刀流の演舞と、ヘリコプターというか巨大なプロペラがPCからの遠隔操作で動いているおもちゃのデモンストレーションですね。

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 と、こう書いていると本当に自分がゲーム好きなのかどうか自信が無くなってきましたが、わりかし楽しんではいたようです。
 気がつけば17時前、閉場時間となってしまいました。
 閉場間際にマジックブースのスタッフ一同、特にジェイスが良い顔しながら記念撮影しているのをカメラに納めて撤収。

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 ビジネスデイは2日間。そして明日も行くぞ、という流れになれば良かったのですが、帰国後疲れているのに無理をしたのがたたって翌日は完全にダウン。
 というより週末まで動けない状態になって、スタック進行が酷いことになって今に至る。と言った感じがこの2週間ですね。


次回予告

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 なんとかプレリリースに参加する時間は作りましたが、今のところモダンの進捗状況はほぼゼロ。
 週末からのアメリカ行き、再びのチャネル合宿までには叩き台の1つ2つくらいは用意したいなとは考えているのですが、どうなることでしょうね。

 ということで次回はプロツアー組よりは一足先にチャネル合宿リターンズ、そしてこれも帰ってきたチーム戦のグランプリ、サンファンについてとなると思います。

 それではまた世界の何処かでお会いしましょう。

大阪、実家にて
中村修平

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