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2017.12.22

6年ぶりに復活した冬の構築王決定戦、The Finals 2017の模様をレポート!

by Wizards of the Coast 東京オフィス スタッフ

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 2017年12月16日。

 かつて冬の祭典として日本のマジックを盛り上げたThe Finalsが6年ぶりに復活しました!

 数々のイベントを経て、成熟しきったスタンダード環境の覇者となるべく、全国各地から招待選手が集い日本最強構築王を目指して、冬の寒さも吹き飛ばすような熱い戦いを見せてくれました!



 本記事ではThe Finals 2017の模様を振り返っていきたいと思います!


全国各地から198名の猛者が集結!

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 The Finals 2017に参加できるのは、一部の有資格者を除くと、全国の店舗で行われた予選大会を優勝したプレイヤーのみ。まさに日本中の選ばれしプレイヤーたちによる競技イベントです!

 各地の予選を勝ち抜いた158名と40名の招待選手、計198名が優勝賞金100万円、そしてThe Finals王者という称号を賭けて熱戦に身を投じました!


歴代のThe Finals王者が勢ぞろい! 歴史と伝統を感じる再出発に!

 マジックが生まれて間もない1995年から開催されてきたThe Finals。6年の休止期間を挟みましたが、歴史ある冬の祭典が装いも新たに帰ってきました!

 参加資格に「The Finals 95~The Finals 2011までの各優勝者」とある通り、本イベントには歴代の優勝者たちがずらりと並びました!

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中村聡選手(1995優勝、写真左上)、岡田尚也選手(2011優勝、写真右上)
浅原晃選手(2003・2004優勝、写真左下)、山本明聖選手(2009優勝、写真右下)

 特に、1995年王者の中村聡選手、そして「最後の」The Finals、2011年王者の岡田選手がそろって参加し、マジックの、そしてThe Finalsの歴史を感じるイベントとなりました。


 そして、開会式ではThe Finals1996チャンピオンの真木孝一郎が、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストを代表してご挨拶を行いました。

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Wizards of the Coast日本代表の真木孝一郎

「素晴らしいゲーム、素晴らしいドラマを」

 その言葉通り、会場となる秋葉原UDXでは計11回戦の熱い戦いが繰り広げられることとなりました。


サイドイベントも超豪華! 『イクサラン』オールカード・ロチェスタードラフトはすべてのカードがフォイル仕様!

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 完全招待制イベントとあって、サイドイベントも豪華仕様!

 参加できるのは抽選で8名のみの『イクサラン』オールカード・ロチェスタードラフト。なんと全てのカードがプレミアム版(フォイル仕様)という超豪華なイベントとなりました!

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 幸運にも参加権利を手にした方々は、普段なかなかプレイする機会のないオールカード・ロチェスタードラフトに戸惑いながらも、楽しそうにカードを1枚1枚ピックしていました!


決勝ラウンド進出者は強豪と新鋭が入り混じった8名に!

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写真後列左から:山本賢太郎選手、津村健志選手、多賀谷将輝選手、林翔也選手
写真前列左から:石井健太選手、松本郁弥選手、齋藤慎也選手、三原槙仁選手

 The Finals 2017予選ラウンド8回戦を終え、決勝ラウンドに進出した上位8名は、世界的な強豪と次世代を担う新鋭が入り混じるプレイヤーたちでした。

 マジック・プロツアー殿堂顕彰者である津村健志選手と三原槙仁選手。ゴールドレベル・プロの山本賢太郎選手。そしてグランプリ・クアラルンプール2016優勝の松本郁弥選手、スーパーサンデーシリーズ・チャンピオンシップ2017優勝の齋藤慎也選手と、トップ8のうち半数以上を実績ある招待プレイヤーたちが占めることになりました。

 その一方で、予選ラウンドをポールポジションで駆け抜けた石井健太選手に加え、多賀谷将輝選手、林翔也選手は店舗予選を突破し本戦に挑んだ次世代のプレイヤーたちです。彼らが勢いそのままにプロ・プレイヤーを打ち倒すことができるか、はたまた実績あるプレイヤーが立ちはだかるのか。まったく目の離せない決勝ラウンドとなったのでした!


決勝戦は新鋭 vs. 殿堂の戦い! 林翔也選手と津村健志選手が火花を散らす!

 長かったThe Finals 2017最後の試合、10試合の激闘を終えて残ったのはただふたり。日本が誇る殿堂顕彰者・津村健志選手と、大阪の新鋭、「りゅうのしっぽ梅田店」の店舗予選を勝ち抜いてきた林翔也選手が決勝戦を戦うこととなりました。

 第1ゲームは「4色エネルギー」を使う先攻の津村健志選手が、「デザート・レッド」を手にする林選手を終始リードしていく形となりました。序盤から《導路の召使い/Servant of the Conduit(KLD)》《ならず者の精製屋/Rogue Refiner(AER)》と連続で展開していきます。

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殿堂、津村健志選手

 反撃に出たい林選手は津村選手の序盤の攻勢を《マグマのしぶき/Magma Spray(AKH)》《稲妻の一撃/Lightning Strike(XLN)》で捌き、《暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon(XLN)》をプレイします。これ自体は津村選手の《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》により墓地へ送られますが、手ごわいプレインズウォーカーを《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》で撃ち落としながら《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》でダメージを与えます。

 ......が、ここで津村選手は環境随一のパワーカード、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚。土地が3枚で止まってしまった林選手はこの強力な能力を持った「神」に対処することができません。結局、林選手は4枚目の土地に巡り合えないまま1本目を落とすことになりました。

 運命の第2ゲーム。後がない林選手は《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》、そして2体目の《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》に《損魂魔道士/Soul-Scar Mage(AKH)》と、序盤から怒濤の展開を見せます。津村選手の繰り出した《牙長獣の仔/Longtusk Cub(KLD)》を《稲妻の一撃/Lightning Strike(XLN)》で処理し、楽な展開を許しません。

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新鋭、林翔也選手

 津村選手は《ならず者の精製屋/Rogue Refiner(AER)》から《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra(KLD)》と林選手のクリーチャーたちから身を守るべく盤面を固めますが、今度は林選手が《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を自らのもとに降り立たせます。

 これは津村選手が《チャンドラの敗北/Chandra's Defeat(HOU)》で退けますが、今度は順調に土地を伸ばしている林選手の次の手は《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》!

 赤単デッキの隆盛を支える「神」の前に、津村選手は《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra(KLD)》を3体並べますが、林選手のライフを一挙に削り切るところまではいかず、ジリジリと林選手の《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》が《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》をも犠牲にしながら津村選手にダメージを与えていきます。

 後がなくなった津村選手。ここでトップデッキしたのは先ほども大活躍したあのカード!

 《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》が、林選手の墓地に眠っていた《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》を津村選手のもとへ蘇らせます!

 林選手は一度こそ猛攻を防ぐものの、続く攻撃を見届けると津村選手を称えるべく右手を差し出したのでした。

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 合計11回戦を戦い抜き、The Finalsの新たな歴史に王者として名を刻んだのは津村健志選手となりました!

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 こうして、6年ぶりに復活を遂げたThe Finals 2017は終幕を迎えました。今年のThe Finals 2017は主催のBIG MAGIC様をはじめ、店舗予選を開催していただいた店舗の方々、そしてそれに参加されたプレイヤーの方々......と多くの人々に支えられたイベントとなり、大きな盛り上がりを見せました。

 そして、復活した冬の祭典は来年以降もそのストーリーを重ねていくこととなります。

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 そう、来年の年末にThe Finals 2018の開催が決定したのです! 今年の盛り上がりを受け、より多くのプレイヤーの皆様にこう思っていただければ幸いです。

 この舞台に立ちたい。

 そして、その想いに応えられるよう、よりよいイベントにしていきたいと思っています。

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