マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

読み物

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.12.05

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:白単機体(スタンダード)

by 岩SHOW

(君はカラデシュのパーフェクト・モジュール・ファクトリーで多くのことを学んだ。何の話かって? 細かいことは気にすんな! で、せっかくこのスチームパンクな次元にやってきたのだから、この次元が誇るスーパービークルを見て帰ろうと、展示イベントに立ち寄ったのだった)

 はいはい、展示品には触らないでください、向こうに市場コーナーがありますから......まったく、平和になったのは良いが警備員の仕事も楽じゃないね......おや、見慣れない格好のお客さん。遠いところから来られたのでしょう、このドワーフの警備員めがご案内いたしますよ。おぉい、俺はこの客人のガイドをするから、後は頼むぞ!

 ......ふぅ、いや、キッズのコーナーの担当は疲れるものでして......逃げ出す口実になってくれたお礼に、カラデシュが誇るスーパービークルをご説明しましょう!

 マシン(デッキ)カラーには深いこだわりがあるんですよ、この国の人たちは。青や緑は個性が強すぎて流行らなかったね、主流なのは白黒赤。この3色を織り交ぜた豪華絢爛ド派手カラーなマシンが、特にここ1年近くはメインストリームですな。ちょこっと青を足すのも、コンボ耐性が上がるとかで......まあコンボなんてもんを見なくなってからは、除去性能抜群の赤と黒、この2色の恩恵を受けながら白いクリーチャーたちが機体に乗り込み縦横無尽に走り回る、というのが定番だったわけです。

 ただこの秋ごろから、シンプルイズベストという原点回帰が今度は流行りだした。黒い要素は抜き去って、赤と白にまとめたマシンに乗る者......安定感はグンと増しますな。あるいは爆発力に賭けた真っ黒なマシンを駆る者......これはまた最高にカッコイイですが、乗り手を選びます。

 さあそして、カラデシュのライダー間で次に流行ると言われているのが......今回の展示のテーマ、「純白」です!

Peter Sottile - 「白単機体」
StarCityGames.com Standard Classic Baltimore 8位 / スタンダード (2017年11月19日)
16 《平地》
4 《シェフェトの砂丘》
2 《発明博覧会》

-土地(22)-

4 《聖なる猫》
4 《模範的な造り手》
3 《上級建設官、スラム》
3 《博覧会場の警備員》

-クリーチャー(14)-
3 《霊気装置の展示》
4 《スラムの巧技》
2 《イクサランの束縛》
4 《キランの真意号》
4 《霊気圏の収集艇》
4 《平和歩きの巨像》
3 《試練に臨むギデオン》

-呪文(24)-
4 《領事の権限》
2 《断片化》
2 《厳粛》
2 《排斥》
2 《ギデオンの介入》
2 《燻蒸》
1 《試練に臨むギデオン》

-サイドボード(15)-
StarCityGames.com より引用)

 「白単機体」、ありそうでなかったマシンですなぁ。なんとまぁ美しいもんです。見慣れないマシンがあるって? よくお気づきで......《霊気圏の収集艇》は今や定番、《キランの真意号》も革命後に記念モデルとして一般向けに生産されました。それらが4つずつ格納されているのは今のスタンダードでは当然かもしれませんが......気になるのはあのデカいやつでしょう? あれは《平和歩きの巨像》ですな。

 この巨像、乗りこなすのは力のある搭乗員を要しますが、3マナで6/6というのは破格のスケール。純粋にこのサイズだけを評価するかというと、実はそこは難しいところでもあるのですが......注目すべきは備え付けの能力! 2マナ支払えばこの巨像がお好きな機体のエンジンに点火! そのまま自動遠隔操縦を可能にしてしまうのです。

 これらの面白いところは、2台並べるとお互いに対してその能力を起動し、主無きままに戦う巨像と化する点です。6/6というサイズは、並みの怪物じゃ倒せない止められない。この巨像を使いたいという気持ちは前々からライダーたちの心の奥底にあったのではないかというところ。それが環境の変化もあってか、今こうして形になったわけですな。

 この巨像自身が搭乗可能なのもあってか、クリーチャーは少なめです。その中でも、わがカラデシュが誇る《上級建設官、スラム》の存在には注目していただきたいもんです!

 彼は機体呪文を唱えるとカードを供給してくれます。このピット技術により、切れ目ない攻める走りが可能なのです! 遠慮せずにアクセルを踏んでください。また、彼自身もさることながら《スラムの巧技》による一気の寄せにも注目ですぞ。巨像をはじめとしたすべての機体をここから発進させることが可能なのです! 白単だから侮っていると、手数で周回遅れにされてしまうかもしれませんな。

 おや、あの方は......先の革命でも活躍された英雄、ギデオン殿では御座いませんか......彼もまた、ここのマシンに魅せられ屋、立派なレーサーなんですなぁ。《キランの真意号》を巧みに乗りこなす姿はシビれるものがあります。

 条件さえ満たしてやればダメージレースでは敗北知らずになるとか、その証拠の紋章を持っているとか......彼を妨害工作から護るのにも、巨像は役に立つでしょうな。どうやらマシンにうっとりされているご様子、ここはそっとしておきましょう。

 いかがでしたか? これからは純白のマシンが走り抜ける時代......かどうかはわかりませんが、世界中のスピード狂に新たな選択肢が与えられたのは願ってもないことです。あなたも、ぜひ試乗なさっては?......あ、免許をお持ちではない。なるほど。ギラプール教習所が近くにありますよ?

前の記事: 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:パーフェクト・カラデシュ・モジュール(スタンダード) | 岩SHOWの「デイリー・デッキ」一覧に戻る | 次の記事: 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:マルドゥ歓楽者(モダン)

トピックス