マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト

読み物

岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.10.06

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:風雲船長、推参!(デッキを作ってみよう)

by 岩SHOW

 グランプリ・静岡2017秋、皆にとってどのようなイベントだったかな? 願わくば、楽しいものであったという返事が100%であってほしいものだ。

 これを書いている段階ではまだグランプリは開幕しておらず、結果について触れることはできないのだが......僕は初めての国内グランプリ実況ということで、幾分緊張しているところだという告白をしておこう。初めての経験、なんだって緊張するもんだ。

 Magic Onlineで『イクサラン』が先行リリースされた日からカードの効果・強弱・どのようなデッキが存在するのかを調査するためにドラフトを数回。4回目にしてようやく3勝0敗で競技リーグ戦を終えることができたのだが、今日はまずそのデッキを見てほしい。

岩SHOW - 「赤青海賊」
『イクサラン』ブースタードラフト (2017年9月)
9 《山》
8 《島》

-土地(17)-

2 《ずる賢いゴブリン》
1 《深海艦隊の扇動者》
1 《巣荒らし》
1 《猛竜の幼生》
1 《風雲船長ラネリー》
1 《稲妻砲手》
1 《財力ある船乗り》
2 《無法の物あさり》
1 《嵐を変容する者》
2 《大気の精霊》
1 《風雲艦隊の紅蓮術士》
1 《太陽冠のハンター》

-クリーチャー(15)-
1 《風と共に》
1 《確実な一撃》
1 《取り消し》
1 《座礁》
2 《決別の砲撃》
1 《太陽鳥の祈祷》
1 《海賊のカットラス》

-呪文(8)-

 このデッキは1パック目の1手目、《風雲船長ラネリー》から後は流れで赤いカードを取っていって、4手目・5手目で《無法の物あさり》が2枚連続で取れたことで赤青海賊をやるか~と指針が定まって、そこからはブレることなく一直線、という経緯で組みあがった。

 こういうドラフトが安定してできれば勝率も上がるのになぁ。とにかく恵まれていた。カギとなる《風雲船長ラネリー》もしっかりと3ターン目に展開して殴って、と動けてとにかくツイていた。

 ラネリーは無茶苦茶強い! 4ターン目に6マナ生み出せるって、どう考えても赤のやるブーストじゃないだろと。そのマナを消費して除去して、宝物を生け贄に捧げたことでパワーが上がって......と、とにかく有利な状態をひたすらに維持できる。

 このような一方的な攻勢を仕掛けることをいわゆる「マウント」と呼ぶのだが、ラネリーマウントはなかなかに尋常ではなかったので、「構築でもかなり強いんじゃないか?」と思わざるを得なかった。

 そんなわけで今日はラネリー船長の力を発揮できるデッキ案を紹介しよう! これらのデッキはあくまでカジュアル目線で組まれたものであることをここに明言しておこう(笑)。

岩SHOW - 「赤黒海賊」
スタンダード (『カラデシュ』~『イクサラン』)
6 《山》
2 《沼》
4 《泥濘の峡谷》
4 《竜髑髏の山頂》
4 《ラムナプの遺跡》
4 《イフニルの死界》

-土地(24)-

4 《凶兆艦隊の船長》
4 《深海艦隊の船長》
4 《ずる賢いゴブリン》
4 《風雲船長ラネリー》
2 《蠍の神》

-クリーチャー(18)-
4 《ショック》
2 《致命的な一押し》
4 《稲妻の一撃》
2 《削剥》
2 《間に合わせの砲弾》
2 《木端+微塵》
2 《反逆の先導者、チャンドラ》

-呪文(18)-

 赤黒の海賊シナジーを主軸としつつ、ラネリーを活かすビートダウンデッキだ。ラネリーは攻撃に参加すると宝物・トークンを生成し、宝物を生け贄に捧げるとパワーが上昇する。マナの恩恵とパワー上昇の両方を享受したいのであれば、インスタント呪文かマナを払う起動型・誘発型能力をデッキに詰め込んでやればよい。そういう設計思想のもと組んでみた。

 まずはラネリーとすこぶる相性の良い《深海艦隊の船長》から。他の海賊と一緒に攻撃した場合、2マナ払ったら2/2威迫のトークンを生み出すことができる。

 ラネリーであれば、一緒に殴る海賊とマナの両方を工面してやることができる。《深海艦隊の船長》の能力→ラネリーの能力の順にスタックに積んでやれば、ラネリーの宝物から得たマナを使ってトークン生成コストを支払える。逆順に解決しないように気を付けよう。

 手札を消費せずに海賊の頭数が増やせるだけでも楽しくなってくるが、《凶兆艦隊の船長》がいれば打点もガッツリ上がるのでもうお腹一杯だ。

 これらの海賊シナジーを形成しながら、《稲妻の一撃》などの除去で盤面を一方的なものにしていこうというのがこのデッキがやりたいことだ。海賊らしく勢いのままに暴れ回ろう!

 マナの使い道として用意したのは《間に合わせの砲弾》は完全に趣味枠で、僕の大好きな《ゴブリンの砲撃》を思い出させてくれるので採用している。

 船長の見つけた宝物や、下っ端の海賊・トークンなんかを砲弾にして、バスバス撃ち込んでフィニッシュできればデッキとして美しいかなと。こういう、殴れなくなってしまったクリーチャーもダメージ源に昇華させてやることのできるカードは本当に大好きだ。

 同じく趣味枠《蠍の神》もマナの使い先としては悪くないかなと。うまくいけば手札も補充できる。個人的にはヒーヒー言いながら毎ターン6マナ払って《蠍の神》を《間に合わせの砲弾》から射出して辛勝、ということをやってみたい(笑)。

岩SHOW - 「Lannery Big Red」
スタンダード (『カラデシュ』~『イクサラン』)
16 《山》
4 《ラムナプの遺跡》
4 《陽焼けした砂漠》

-土地(24)-

4 《ずる賢いゴブリン》
4 《風雲船長ラネリー》
4 《栄光をもたらすもの》
1 《永遠衆、ネヘブ》
2 《焼熱の太陽の化身》

-クリーチャー(15)-
4 《削剥》
3 《稲妻の一撃》
3 《ヴァンスの爆破砲》
2 《破滅の刻》
3 《ハゾレトの終わりなき怒り》
3 《太陽鳥の祈祷》
3 《反逆の先導者、チャンドラ》

-呪文(21)-

 おまけにして本番、やりたいこと詰め込んだまさしくロマン砲。赤単のビッグマナ・デッキだ!

 『イクサラン』で僕がラネリーと並び推す1枚である《太陽鳥の祈祷》(開幕紹介したドラフトデッキにも入っているね)。

 このエンチャントは1枚では何もしないが、後続の呪文すべてにハイパー続唱とでも呼ぶべきとんでもないアドバンテージを付与してくれる、このセット屈指のパワフル・エンチャントだ。これと一緒に《ハゾレトの終わりなき怒り》を使うと、脳が爆発するくらいのアドバンテージが得られて、呪文もいっぱい唱えるので《ヴァンスの爆破砲》も変身して、もうプロレスラーや関取の食事みたいなことになるんじゃないか? という、アホすぎる発想から組んでみた。時間がないので調整はできていないのだが、Magic Onlineの2人構築戦で執筆時現在3連勝中! なぜだ......わけがわからん......

 序盤全力で相手とカードの交換を繰り返して、お互い息切れした時に太陽鳥がとんでもない盤面を作り上げるか、普通にラネリーから4ターン目《栄光をもたらすもの》がただただ強くて勝てている。

bigred1.jpg bigred2.jpg

 ただのラッキーパンチの連続ではあるが、フライデー・ナイト・マジックに持ち込むにはこれぐらい楽しいデッキが良いかもしれないね。この環境でプライベートで遊ぶ際にはこれを回し続けようかなと思っているくらいには、お気に入りのデッキだ。超絶大艦巨砲主義のあなた、オススメじゃい!

 今週はスケジュールがカツカツだったのでまだまだ紹介できていないデッキなんかもあるが......来週からは世界選手権後のデッキも紹介していけると思うので、より洗練されたスタンダードのデッキたちを紹介していけることかと思う。強いデッキ、面白いデッキをどんどんピックアップしていくので、これからもよろしくね!



前の記事: 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ギデリウス(モダン) | 岩SHOWの「デイリー・デッキ」一覧に戻る | 次の記事: 岩SHOWの「デイリー・デッキ」:エスパーGPG(スタンダード)

トピックス