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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.07.13

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:チャレンジ・ザ・ブリーチ(モダン)

by 岩SHOW

 マジックとは挑戦である。それは競技プレイヤーにとっても、カジュアルプレイヤーにとっても変わらない。勝つための挑戦、満足するための挑戦。それぞれのチャレンジの形がある。挑んでいる時は楽しく、達成時の喜びは何物にも代えがたい。競技リーグを全勝で終えられるか、大好きなこのカードをどんなデッキで使ってやろうか。マジックプレイヤーは日々何かに挑む、生粋のチャレンジャーなのかもしれない。

 今日紹介するデッキは、そんなチャレンジャーの中でももうナチュラルボーン・チャレンジャー、生きること即ち挑戦、そんな熱さを感じさせる......とにかくやんちゃなデッキだ。まずはそのイカツイ姿を目に焼き付けてほしい。

Jhon Middlebrook - 「チャレンジ・ザ・ブリーチ」
StarCityGames.com Modern Classic Charlotte 15位 / モダン (2017年6月11日)
1 《森》
1 《平地》
1 《沼》
3 《寺院の庭》
2 《草むした墓》
1 《繁殖池》
1 《踏み鳴らされる地》
2 《神聖なる泉》
1 《聖なる鋳造所》
1 《蒸気孔》
4 《吹きさらしの荒野》
3 《溢れかえる岸辺》
1 《乾燥台地》
1 《すべてを護るもの、母聖樹》

-土地(23)-

4 《極楽鳥》
2 《貴族の教主》
4 《ちらつき鬼火》
4 《猿人の指導霊》
4 《微光角の鹿》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン》
3 《グリセルブランド》
1 《白金の帝像》
4 《引き裂かれし永劫、エムラクール》

-クリーチャー(27)-
3 《流刑への道》
4 《怪しげな挑戦》
3 《裂け目の突破》

-呪文(10)-
2 《儀礼的拒否》
1 《払拭》
2 《安らかなる眠り》
2 《石のような静寂》
1 《天界の粛清》
1 《神々の憤怒》
3 《神聖の力線》
2 《向こう見ずな実験》
1 《殺戮遊戯》
1 《乾燥台地》

-サイドボード(16)-
StarCityGames.com より引用)

 ななな、なんだよコイツぁ......その名も「チャレンジ・ザ・ブリーチ」。自然災害に挑む洋画のタイトルのようだが、デッキのキーカードである《裂け目の突破》、そして《怪しげな挑戦》からその名をとっている。

 《怪しげな挑戦》ってなんだっけ? という方のためにまとめると、ライブラリーの上から10枚見てクリーチャーカードを2枚追放し、そのうちの1枚を対戦相手が選んで自身の戦場に、残ったほうをあなたの戦場に出す、という...なんとも怪しげな1枚だ。

 これで大型クリーチャーをめくって...と考えたところで、それを先に対戦相手が奪ってしまうことに気付き、心が折れるもの。そうしてその存在すらも忘れてしまう。しかしチャレンジャー魂の持ち主はあきらめず、そして結論にたどり着いた。

「取られても取り返せばいい」

 現モダンやレガシーで活躍する《ちらつき鬼火》は、パーマネントを一時的に追放して戦場に戻す、「明滅」とか「ブリンク」と呼ばれる能力を持っている。そしてこの能力の1つの点に注目した。

 追放されたパーマネントは、そのオーナーのもとに戻る。コントローラーがそのタイミングで誰であったとしても、持ち主の手元に還ってくるのだ。《怪しげな挑戦》で何かしらの大型クリーチャーと、このブリンク能力が戦場に出た際に誘発するクリーチャーのセットで出せば......対戦相手が大型をとった場合、能力の対象にそれを選んで手元に戻してしまえばよい。その逆を選んでも、さして困ることはない。そのターンに戦場を離れてしまっても、次のターンには普通に攻撃可能だ。

 というわけで、挑戦からデカくて強いクリーチャー出しちゃうぞ~手札に来ても《裂け目の突破》で投げちゃうよ~というこのデッキが誕生したというわけだ。

 《ちらつき鬼火》だけではブリンク役が足りないので、《微光角の鹿》も採用されている。『ミラディンの傷跡』ドラフトではなかなか強くてよく初手で取ったなぁ......まさか2017年のモダンでその姿を拝むことになろうとは。

 これも3/3で他には能力なしと、くれてやっても全く問題ないスペックだ。大体は《引き裂かれし永劫、エムラクール》に圧殺されることになるしね。

 エムラクール以外には《大修道士、エリシュ・ノーン》も対クリーチャーデッキにはめっぽう強くていいね。鬼火や鹿を戦力として使わせない点も高評価。《グリセルブランド》も頼りにはなるんだけども、手元に戻る前に対戦相手に能力を使われてしまうのが少々怖いところ。

 《白金の帝像》はサイド後にはおなじみ《向こう見ずな実験》から着地させるコンボのパーツとしての役目も担っている。

 挑戦、突破、実験、いずれのルートもたっぷりのマナクリーチャーと《猿人の指導霊》からガツンと早いターンに仕掛けられるぞ! これを見て火がついたそこの君も、怪しいと言わずにまずはチャレンジから入ってみないか!?

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