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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2017.04.27

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:ドラゴンストーム2017(ヴィンテージ)

by 岩SHOW

 巨躯・鉤爪・牙・角・鱗・翼......ドラゴンという生き物はフォルムがカッコイイ。世界中でドラゴン、龍と呼び名は違えど似たような怪物の伝説が残っているが......人類がカッコイイと思うものはこういう形なんじゃないだろうかと思うんですよ。今やサブカルチャーの世界でドラゴンを見ない日はない。

 マジックでも最新セットのカードはまずどんなドラゴンがいるかを確かめるという人は少なくない。かの殿堂顕彰者ブライアン・キブラー/Brian Kiblerは《栄光をもたらすもの》を見てえらくテンションが上がり、モチベーションは最高潮に達しているとか。彼がプロツアーでどんなデッキを使うのか、非常に楽しみだ。

 今日はドラゴンマニアが好きな呪文を用いるクレイジーなデッキを紹介しよう。《ドラゴンの日》? 《ドラゴン変化》? 答えは《ドラゴンの嵐》!

brianpk80 - 「ドラゴンストーム2017」
Magic Online Vintage Daily 3勝1敗 / ヴィンテージ (2017年4月11日)
2 《島》
2 《Volcanic Island》
2 《Underground Sea》
1 《Tropical Island》
1 《Tundra》
2 《汚染された三角州》
2 《溢れかえる岸辺》
2 《霧深い雨林》
1 《Library of Alexandria》
1 《トレイリアのアカデミー》

-土地(16)-

1 《瞬唱の魔道士》
1 《若き紅蓮術士》
1 《龍王オジュタイ》
1 《龍王ドロモカ》
1 《龍王コラガン》
1 《約束された終末、エムラクール》

-クリーチャー(6)-
1 《Black Lotus》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Sapphire》
1 《Mox Jet》
1 《Mox Ruby》
1 《Mox Emerald》
1 《水蓮の花びら》
1 《魔力の墓所》
2 《ギタクシア派の調査》
2 《狼狽の嵐》
1 《Ancestral Recall》
1 《渦まく知識》
1 《魔力の櫃》
1 《精神的つまづき》
1 《思案》
1 《師範の占い独楽》
1 《太陽の指輪》
1 《鋼の妨害》
1 《古えの遺恨》
1 《燃え立つ願い》
1 《Demonic Tutor》
1 《商人の巻物》
1 《先読み》
1 《Time Walk》
1 《ヨーグモスの意志》
2 《けちな贈り物》
1 《ミジックスの熟達》
3 《噴出》
2 《意志の力》
1 《精神の願望》
1 《ドラゴンの嵐》
2 《ダク・フェイデン》

-呪文(39)-
2 《イクスリッドの看守》
1 《若き紅蓮術士》
2 《トーモッドの墓所》
2 《鋼の妨害》
1 《陰謀団式療法》
1 《破壊放題》
1 《虚空の罠》
1 《古えの遺恨》
1 《天秤》
1 《Timetwister》
1 《ミジックスの熟達》
1 《仕組まれた爆薬》

-サイドボード(15)-
MTGO Standings Vintage Daily より)

 まさかの《ドラゴンの嵐》inヴィンテージ! 無茶苦茶だ。最高。《ドラゴンの嵐》はライブラリーからドラゴンを戦場に出す、赤には珍しいタイプの効果を持ったストーム呪文だ。かつて我らが魔王(殿堂顕彰者・三原槙仁)が使用した「ドラゴンストーム」を思い出す。世界選手権2008での三原さんの最強のトップデックは必見!と話がそれそうになるので修正して......このデッキは「ドラゴンストーム2017」とでも言おうか。かつて世界の頂点を取ったドラゴンどっかんデッキが現代に還ってきたのだ。

 とりあえず採用されているドラゴンがすごい。龍王×3! アタルカとシルムガルは入れなかったというよりは入れるスペースがなく泣く泣く外した感が伝わってくる。いずれにせよ、伝説のドラゴン3体を《ドラゴンの嵐》から展開して勝つ、というやんちゃなデッキだ。

 《龍王コラガン》はすべてのクリーチャーが速攻持ちになる、そして《龍王ドロモカ》はこっちのターンに対戦相手が呪文を唱えられなくなる。すなわち......これらが並べばノーリスクで大ダメージを叩き込めるということだ。《龍王オジュタイ》はアドバンテージを得られるし、もし手札に来てしまっても普通に戦場に出してフィニッシャーになる、という点を買っての採用だろう。3体揃えば16点、他の要素でライフが削れていれば一撃で勝てる値だし、もしワンパンチK.O.じゃなくても《Time Walk》で追加ターンを得ちゃえば良いのだ。

 目指すべきはストーム2以上での《ドラゴンの嵐》。それに至るにはマナ・アーティファクトの手助けが必要だ。Power9を形成する《Black Lotus》と各種Mox、《太陽の指輪》ら制限カードもフル投入し、マナの面はがっちりサポート。

 ヴィンテージではこれらのアーティファクトを1ターン目から全力でバラ撒くという光景が日常茶飯事なわけだが......このデッキでは1ターン目に《ドラゴンの嵐》を唱えられる場合はともかく、そうでない場合はストームのことも考えてあまり無駄なプレイをしないようにしたい。特に《Black Lotus》とかね。ドロー呪文とサーチを用いて、《ドラゴンの嵐》あるいは《精神の願望》を唱えられる下地を作っていこう。手札に龍王たちが来てしまったら《渦まく知識》《先読み》でライブラリーに戻していこう。

 このデッキでは真面目に9マナ揃えずとも《ドラゴンの嵐》を唱える裏技が用意されている。《ミジックスの熟達》を使うのだ。

 《ダク・フェイデン》の能力or《けちな贈り物》で《ドラゴンの嵐》を墓地に置き、《ミジックスの熟達》の対象にしてやろう。これならたったの4マナで龍王の同窓会を開催することができるぞ。《燃え立つ願い》のサーチ先にも設定されており、このカードを使いたい感が伝わってくる。素晴らしいアイディアだ。超過で唱えることができれば、とんでもないことを起こすこともできる。やってみたい...ッッ!

 まあ正直なところ、同じストームデッキなら《苦悶の触手》を使う普通の形の方が強い。おそらく「俺は普通のデッキじゃ勝たない!」という意志の現れなのだろう。毎日ヴィンテージやってりゃ、同じデッキだと飽きてしまう! だったらカードプールが許す「無茶苦茶」を楽しむのもまた一興。冗談のようなコンボだって、広大なカードプールとパワーカードが許容してくれる。ゆったりと流れるヴィンテージの時の中で、好きなことやっちゃおう。

先日の禁止制限改定により、《ギタクシア派の調査》《噴出》はヴィンテージにて制限カードとなりました。何と交換するか、研究する余地が生まれたと捉えていろいろ試してみよう!)

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