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岩SHOWの「デイリー・デッキ」

2016.12.09

岩SHOWの「デイリー・デッキ」:野生の心、セルヴァラ(デュエルコマンダー)

by 岩SHOW

 今年もいろんなカードが出たなぁ......『ゲートウォッチの誓い』で登場したエルドラージは強烈なインパクトを与えてくれた。『イニストラードを覆う影』では大天使と悪魔の皇子が激突! 『異界月』ではマジック史上初の合体カードが登場、これには驚かされた。そして『カラデシュ』では機体と「Kaladesh Inventions」......と、通常のエキスパンション・セットだけでもこれまでに見たことのないカードが多数登場し、大いに楽しませてくれた。

 そして今年は、特殊なセットの発売にも恵まれた年である。『エターナルマスターズ』『コンスピラシー:王位争奪』『統率者(2016年版)』......エターナル・フォーマットや統率者戦などで使用可能なカードがこれまたズズッと押し寄せてきたわけだ。『統率者(2016年版)』では史上初の4色の伝説のクリーチャーや、共闘という能力を持った新たな統率者候補たちがお目見えしたわけで、統率者マニアの皆さんはニヤニヤされていたことかと。

 ただ個人的には、『コンスピラシー:王位争奪』にて登場した伝説のクリーチャーたちもまた、統率者向けでなかなか面白いなと思っている。統率者戦や、その1対1版であるデュエルコマンダーでは、いつも緑絡みのデッキを組んでいる。遠い昔、《ラノワールの使者、ロフェロス》が統率者に指定できたころは、溢れ出るマナにハフハフ言いながら緑単デッキを回したものである。なので注目の1枚はもちろん《野生の心、セルヴァラ》だ!

 今日は彼女を統率者としたデュエルコマンダーのデッキを紹介しよう。

Vlad Kudryavtsev - 「統率者:野生の心、セルヴァラ」
SPb League of Real Generals 1.0 準優勝 / デュエルコマンダー (2016年11月16日)
20 《冠雪の森》
1 《ドライアドの東屋》
1 《吹きさらしの荒野》
1 《霧深い雨林》
1 《新緑の地下墓地》
1 《樹木茂る山麓》
1 《ワイアウッドの番小屋》
1 《魂の洞窟》
1 《ニクスの祭殿、ニクソス》
1 《水晶鉱脈》
1 《エルドラージの寺院》
1 《ウギンの目》
1 《リシャーダの港》
1 《不毛の大地》
1 《地盤の際》
1 《家路》
1 《高層都市の玉座》
1 《ロノムの口》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

-土地(38)-

1 《東屋のエルフ》
1 《極楽鳥》
1 《ボリアルのドルイド》
1 《エルフの神秘家》
1 《Fyndhorn Elves》
1 《ラノワールのエルフ》
1 《ジョラーガの樹語り》
1 《クウィリーオン・レインジャー》
1 《ワイアウッドの共生虫》
1 《ファイレクシアン・ドレッドノート》
1 《献身のドルイド》
1 《獣相のシャーマン》
1 《ティタニアの僧侶》
1 《ラノワールの使者ロフェロス》
1 《スクリブのレインジャー》
1 《避難の古木》
1 《森のレインジャー》
1 《永遠の証人》
1 《激情の共感者》
1 《マナの座、オムナス》
1 《ファイレクシアの魂喰らい》
1 《残虐無道の裂け目ワーム》
1 《再利用の賢者》
1 《ウッド・エルフ》
1 《放浪の吟遊詩人、イーサーン》
1 《ムル・ダヤの巫女》
1 《狩猟の統率者、スーラク》
1 《難題の予見者》
1 《スラーグ牙》
1 《アルゴスの庇護者、ティタニア》
1 《映し身人形》
1 《原始のタイタン》
1 《絢爛なビヒモス》
1 《森林の怒声吠え》
1 《古鱗のワーム》
1 《森林の始源体》
1 《世界を壊すもの》
1 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
1 《約束された終末、エムラクール》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール》

-クリーチャー(40)-
1 《モックス・ダイアモンド》
1 《召喚士の契約》
1 《輪作》
1 《踏査》
1 《楽園の拡散》
1 《繁茂》
1 《俗世の教示者》
1 《大地の知識》
1 《適者生存》
1 《異界の進化》
1 《威圧の杖》
1 《奇妙な収穫》
1 《出産の殻》
1 《原初の命令》
1 《歯と爪》
1 《緑の太陽の頂点》
1 《召喚の調べ》
1 《暗黒のマントル》
1 《頭蓋骨絞め》
1 《野生語りのガラク》
1 《原初の狩人、ガラク》

-呪文(21)-
topdeck.ru より引用)

 《野生の心、セルヴァラ》は戦場で最も巨大なパワー/タフネスのクリーチャーが戦場に出ると、それのコントローラーはカードを1枚引くことができる。緑であれば大型クリーチャーを出すのは簡単。クリーチャーを展開し、ドローして、そしてマナを伸ばす。セルヴァラは自身がコントロールするクリーチャーの中で最大のパワーを持つもののそれと同じ数だけマナを生み出す。つまり......《引き裂かれし永劫、エムラクール》がいれば15マナ生み出せる。この凄まじいまでのオーバーキル感が素晴らしい!自身しか戦場にいなくても2マナ生み出せることは保証されているので、そこから大型へつなげて、さらにワンランク上の怪物へ......と戦場に怪獣を展開していくデッキを作るのが理想的だ。

 このデッキを構成するのは、セルヴァラが機能しなかった時の保険も兼ねるマナブースト・怪獣・その他サーチや勝ち手段。対戦相手への妨害は最低限に抑えられており、自身のデッキが回ることを最重要視する設計思想がとられている。

 デッキを構成するカードの中でも目を引くのは、低いコストで高いパワーとヘヴィなデメリットを併せ持つクリーチャーたちだろう。

 《避難の古木》《残虐無道の裂け目ワーム》《ファイレクシアの魂喰らい》そして《ファイレクシアン・ドレッドノート》。いずれもコストの割に無茶苦茶なパワーを持つ連中で、これを出してセルヴァラでドローしつつたっぷりマナを得ることで、累加アップキープや戦場に出た際のコストの支払いなどを無視してすぐに破棄することになってもカード1枚以上の仕事をしてもらおうというわけだ。

 特に《ファイレクシアン・ドレッドノート》などは1マナ払って12マナにジャンプするというとんでもないブーストっぷり。ドレッドノートの生け贄能力がスタックに乗った状態で、さらに《クウィリーオン・レインジャー》《ワイアウッドの共生虫》の能力を起動してセルヴァラアンタップ......なんてスーパームーブをかませば、もうできないことの方が少ないくらいだろう。《威圧の杖》《暗黒のマントル》と組み合わせれば簡単に好きなだけマナを生み出すこともできる。

 そこからは《原始のタイタン》《森林の始原体》《世界を壊すもの》《絶え間ない飢餓、ウラモグ》といったカードを連打して《狩猟の統率者、スーラク》からの速攻で殴り勝つとか、2大エムラクールでしっちゃかめっちゃかにするとか、もうやりたいことを全部やってしまえば良いんでないかな。

 冬はこたつで統率者! 率直に言って最高である。そのまま寝ちゃって風邪をひかないようにね。

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