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第8回:青黒フェアリー(エクステンデッド)
第8回:青黒フェアリー(エクステンデッド)
グランプリ・横浜も近づいてきました。皆さんも各地のGPTでエクステンデッドに集中している頃でしょうか。
今回紹介するのは「青黒フェアリー」です。
| 6 《島/Island》 4 《涙の川/River of Tears》 4 《人里離れた谷間/Secluded Glen》 2 《霧深い雨林/Misty Rainforest》 2 《沸騰する小湖/Scalding Tarn》 2 《湿った墓/Watery Grave》 4 《変わり谷/Mutavault》 -土地(24)- 3 《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》 4 《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》 4 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》 -クリーチャー(11)- | 3 《祖先の幻視/Ancestral Vision》 4 《苦花/Bitterblossom》 3 《謎めいた命令/Cryptic Command》 4 《マナ漏出/Mana Leak》 4 《燻し/Smother》 2 《呪文嵌め/Spell Snare》 2 《思考囲い/Thoughtseize》 3 《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》 -呪文(25)- | 4 《死の印/Deathmark》 4 《虚空の力線/Leyline of the Void》 2 《根絶/Extirpate》 2 《思考囲い/Thoughtseize》 1 《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》 2 《瞬間凍結/Flashfreeze》 -サイドボード(15)- |
《祖先の幻視/Ancestral Vision》《苦花/Bitterblossom》で序盤に優位を築き、重要な呪文は適宜カウンターしながら飛行クリーチャーで攻撃していきます。
《苦花/Bitterblossom》→《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite》→《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》という動きはどのデッキにも勝てるほどのポテンシャルで、青黒という色自体が手札破壊・除去・カウンターと相手に干渉しやすいので対策されても勝てる力があります。
マジック歴が1年以上の方には見覚えがあるカードも多いと思います。モーニングタイド後のスタンダード環境で、フェアリーは常にメタゲームの1位か2位には存在していました。

スタンダードと大きく違う点は《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》の存在。先週のZooのときにも十手の強さには触れましたが、フェアリーは十手の能力を最大限活かせるデッキです。小粒な妖精たちをパンプアップして打点を上げ、相手の《大貂皮鹿/Great Sable Stag》すら除去でき、《思考囲い/Thoughtseize》などで失ったライフも取り戻せる。《苦花/Bitterblossom》によって装備するクリーチャーにも困らないので、攻防一体の武器と言えます。
ワールドウェイクで新たに得たカードは《燻し/Smother》。今まではここのスロットに《破滅の刃/Doom Blade》が入っていましたが、現在のエクステンデッドでは使われているほとんどのクリーチャーが3マナ以下です。
比較してみると
《破滅の刃/Doom Blade》で除去できない:《闇の腹心/Dark Confidant》《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》《包囲の塔、ドラン/Doran,the Siege Tower》など
《燻し/Smother》で除去できない:《悪斬の天使/Baneslayer Angel》《マイアの処罰者/Myr Enforcer》《霧縛りの徒党/Mistbind Clique》など
《悪斬の天使/Baneslayer Angel》をメインに入れたデッキが少なく《闇の腹心/Dark Confidant》《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage》が良く使われている現状では、黒いクリーチャーも除去できる《燻し/Smother》の方が優秀ですね。
スタンダードの頃からそうでしたが、フェアリーは中速デッキ全般に強く、高速ビートダウンに弱い傾向があります。《暗黒の深部/Dark Depths》や《風景の変容/Scapeshift》、バントビートなどには有利ですが、速攻タイプのZooや発掘には不利です。そのためサイドボードから有利になれるよう対策が多めに取ってあります。
《死の印/Deathmark》:1マナと軽く、後手のときでも《野生のナカティル/Wild Nacatl》に間に合います。後半も《タルモゴイフ/Tarmogoyf》《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を難なく除去れる、優秀なサイドカード。
《虚空の力線/Leyline of the Void》:初手にさえ来れば最強の墓地対策。フェアリーは《思考囲い/Thoughtseize》やカウンターがあるのでバウンス呪文からも守りやすいです。
《根絶/Extirpate》:追加の墓地対策と《飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry》デッキ対策。《弱者の剣/Sword of the Meek》を追放したり、コンボデッキに《思考囲い/Thoughtseize》と組み合わせて勝ち手段を根こそぎにしたりと、用途が広い。
《思考囲い/Thoughtseize》:ビートダウンを意識しているためメインは枚数を抑えてありますが、コンボ・コントロール共に有効なサイドカード。《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》もそうですが、フェアリーは構えるタイミングと展開するタイミングが難しいので相手の手札を見れるカードは戦略を立てやすいです。
《瞬間凍結/Flashfreeze》《風景の変容/Scapeshift》、Zoo、《超起源/Hypergenesis》、赤単などに効く軽い確定カウンター。
フェアリーはゲーム中に複数の選択肢が生まれることが多いデッキで、負けた試合はすべて選択ミスではないかと錯覚してしまうほどです。
僕自身もフェアリーを使っていると「あのプレイはミスだったかな?」と試合を振り返ります。練習した分だけ選択が上手くなっていく感覚がするので、乗り手を上達させてくれるデッキですね。
現在のエクステンデッドはデッキの種類が非常に多く、マッチアップごとにプレイの仕方も変わるります。個人的には練習すればするほど勝てるやりこみ環境だと思っています。残り1ヶ月間、皆さんも自分のデッキとプレイングを磨いていってください。
では、また来週。
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