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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:感染(レガシー)

中村修平の「デイリー・デッキ」:感染(レガシー)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは掲載の1~2週間前に英語圏向けに制作され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を掲載いたします。今週は30日(月)~4月3日(金)の掲載です。


 さて今週最後に紹介するデッキは、元々はモダン環境にあったデッキです。
 そのデッキ思想がレガシーでも通用することが証明されて、レベルアップを果たしたものとなりますね。

 かつての石鍛冶やエルフ、スレッショルドといったデッキと同じ道に立ったのは「感染」。
 そう、あのか弱い1/1に《巨大化》をぶっ放す毒殺デッキです。

 とは言っても、現在のモダンで見られるような「感染クリーチャーと《巨大化》の塊」とは若干毛色が異なります。
 どちらかというと初期にモダンが採用されたプロツアー・フィラデルフィア2011でSam Blackが使用した、「《猛火の群れ》型瞬殺」の感染デッキの子孫と言った方が良いですね。

 感染クリーチャーを設置してX=10の《猛火の群れ》を撃つ代わりに、《巨大化》系を2発+《ペンデルヘイヴン》 または賛美など、というのが基本的なゲームプラン。

 レガシーでしか使えない巨大化、《激励》で分かりやすくコンボパーツが強化されているのが良いですね。パワー上昇値こそモダンと変わりませんが、0マナで撃てるというのはとても大きな差。加えて《渦まく知識》のドロー操作と青のお家芸の打ち消しで、淀みなく、コンボの軸である貧弱な感染クリーチャーを守ろうというのがその骨子となっています。

 それにしても、一撃必殺のコンボを達成するためにカードを引きましつつ、だぶついている無駄なカードをライブラリーに戻してフェッチランドでリフレッシュする。
 レガシーのコンボデッキではお約束の光景ですが、それをモダンで現役の感染デッキがやってくるとは...

Zachary Koch
StarCityGames.com Legacy Open Indianapolis (2015/1/31) トップ8 / レガシー[MO] [ARENA]
1 《
4 《Tropical Island
4 《霧深い雨林
4 《樹木茂る山麓
1 《ペンデルヘイヴン
4 《墨蛾の生息地
1 《不毛の大地

-土地(19)-

4 《ぎらつかせのエルフ
4 《貴族の教主
4 《荒廃の工作員

-クリーチャー(12)-
4 《渦まく知識
4 《巨森の蔦
3 《ギタクシア派の調査
2 《Berserk
2 《呪文貫き
1 《輪作
1 《思案
3 《目くらまし
4 《激励
3 《Force of Will
1 《強大化
1 《時を越えた探索

-呪文(29)-
1 《輪作
1 《払拭
1 《方向転換
1 《狼狽の嵐
1 《墓掘りの檻
1 《自然の要求
1 《真髄の針
1 《原基の印章
1 《森の知恵
1 《テフェリーの反応
1 《クローサの掌握
1 《Force of Will
1 《水没
1 《ボジューカの沼
1 《Karakas

-サイドボード(15)-
StarCityGames.comより引用(英語)

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