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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:ジャンド(モダン)

中村修平の「デイリー・デッキ」:ジャンド(モダン)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を掲載いたします。今週は3日(火)~6日(金)の更新です。


 あとほんの数日でプロツアー『運命再編』。果たして『運命再編』の加入と禁止制限リストの改定を受けてどんなデッキが出てくるのか、注目の戦いが迫っていますね。今週も引き続きモダンのデッキを紹介していきたいと思います。

 今日のデッキはジャンド。
 かつては頂点にあったデッキであり、今回の改定で再び日の目を浴びるかもしれないデッキです。

 ジャンドを一口に言ってしまうと黒緑系デッキのご先祖様。
 《思考囲い》、《タルモゴイフ》、《ヴェールのリリアナ》...という、現在でも黒緑系デッキの根幹を支えるこの動きを、最も初期に実現していたデッキがジャンドなのです。

 特定のデッキから派生系が生まれる時は「そのデッキに色が加わる」というのが一般的なパターンなのですが、このジャンドと黒緑についてはまったくの逆。
 たしかにジャンド全盛期には《未練ある魂》をタッチした白ジャンドなるデッキも登場しましたが、今では黒緑2色、さらにそこから派生しているタッチ白に取って代わられていて、むしろ赤が入っていたことが忘れ去られている節すらも......

 では、なぜ逆の流れになってしまったのか。
 最も大きな要因はやはり禁止制限リストの改定でしょう。ジャンドの代名詞でもあった《血編み髪のエルフ》、有力デッキから環境トップにまで引き上げた《死儀礼のシャーマン》が相次いで禁止になってしまったことから、これだったら別に赤を足さずとも......となってしまったのが少し前までのモダンだったのでした。

 しかし再びの改定で環境がより低速化するはず。
 ならば長期戦に強い、赤を含む多色カードを追加するというのも十分にありえるように思えるのですが、いかがでしょう?

Karl Delatorre
StarCityGames.com Premier IQ ワシントンDC(2015/1/25) 7位 / モダン[MO] [ARENA]
1 《
1 《
2 《
1 《踏み鳴らされる地
2 《怒り狂う山峡
2 《草むした墓
1 《黄昏のぬかるみ
1 《血の墓所
2 《黒割れの崖
4 《血染めのぬかるみ
4 《新緑の地下墓地
3 《地盤の際

-土地(24)-

4 《闇の腹心
4 《タルモゴイフ
2 《漁る軟泥
2 《クルフィックスの狩猟者
1 《高原の狩りの達人
1 《オリヴィア・ヴォルダーレン

-クリーチャー(14)-
4 《稲妻
3 《コジレックの審問
3 《思考囲い
4 《突然の衰微
1 《四肢切断
1 《大渦の脈動
4 《ヴェールのリリアナ
2 《紅蓮の達人チャンドラ

-呪文(22)-
3 《大爆発の魔道士
1 《最後のトロール、スラーン
2 《焼却
1 《古えの遺恨
1 《壌土からの生命
2 《神々の憤怒
2 《殺戮遊戯
1 《粉砕の嵐
1 《塩まき
1 《光と影の剣

-サイドボード(15)-
StarCityGames.comより引用(英語)

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