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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:シディシ・ウイップ(スタンダード)

中村修平の「デイリー・デッキ」:シディシ・ウイップ(スタンダード)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)毎週火曜日~金曜日に掲載いたします。


 アブザンとジェスカイは強い。それに加えてマルドゥもいて最近はティムールまでもいる。

 となると残っているのはスゥルタイですが、はてさて、そんなデッキがあったっけ?
 あります。あるんです。プロツアーから脈々と存在しつづけるスゥルタイデッキが。

 それがこの「シディシ・ウイップ」です。
 デッキの流れとしては先日紹介した黒緑星座デッキに似ていますね。展開して展開して、最終的に大きなクリーチャーへと繋げる。
 ただそこに墓地利用要素がちょっと多めに取られています。
 鍵となるのは《血の暴君、シディシ》。
 もちろん《エレボスの鞭》からのリアニメイト戦略がデッキの軸であり、このアドバンテージでもってアブザン、ジェスカイと戦っていくのですが、墓地を肥やしながら追加クリーチャーを用意するというのはシディシにしかできない仕事。4マナ圏に到達してやりたいことはまずシディシを出すことですし、そのシディシが安定して攻撃できるように確定除去は多めに7枚も積まれているのです。

 そんな《血の暴君、シディシ》ですが、戦場に出たときの誘発型能力に対応して殺されてしまうと、例えクリーチャー・カードが墓地に落ちてもゾンビが出ないので、出す時はなるべく《稲妻の一撃》されないような、逆にできるなら討ち漏らさぬようにすればいいでしょう。
 以上、プロツアーで似たようなデッキ(ただし《テーロスの魂》入り)を使ったものからの忠告でした。

Willy Edel
グランプリ・サンティアゴ2014 トップ8 / スタンダード[MO] [ARENA]
2 《
3 《
1 《
3 《汚染された三角州
4 《華やかな宮殿
4 《ラノワールの荒原
2 《疾病の神殿
2 《ヤヴィマヤの沿岸
1 《神秘の神殿
1 《マナの合流点

-土地(23)-

4 《サテュロスの道探し
4 《森の女人像
4 《クルフィックスの狩猟者
4 《血の暴君、シディシ
2 《破滅喚起の巨人
2 《サグのやっかいもの
1 《イニストラードの魂
3 《女王スズメバチ

-クリーチャー(24)-
3 《思考囲い
3 《英雄の破滅
3 《エレボスの鞭
4 《残忍な切断

-呪文(13)-
1 《再利用の賢者
1 《ナイレアの信奉者
3 《軽蔑的な一撃
2 《胆汁病
2 《悲哀まみれ
2 《スゥルタイの魔除け
1 《エレボスの鞭
3 《悪夢の織り手、アショク

-サイドボード(15)-

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