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戦略記事

中村修平の「デイリー・デッキ」

中村修平の「デイリー・デッキ」:石田龍一郎の「アブザン・アグロ」(スタンダード)

中村修平の「デイリー・デッキ」:石田龍一郎の「アブザン・アグロ」(スタンダード)

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編集より:中村修平が日替わりで注目のデッキを1日1個紹介するミニコラムです。本コラムは英訳され、英語サイトから全世界に発信されています。

日本公式ウェブサイトでは、日本語の原文を(原則)毎週火曜日~金曜日に掲載いたします。


 「第2回 BIGMAGIC OPEN Standard」決勝。週末に最も勝っているプレイヤーの朴を倒して優勝を勝ち取ったのは、現時点で最後の日本選手権チャンピオン、石田 龍一郎と彼のアブザン・アグロデッキでした。

 マイク・シグリスト/Mike Sigristがプロツアー『タルキール覇王譚』でトップ4に入賞して以来、コンスタントに結果を出し続けているアブザン・アグロ。

 環境で最高のクリーチャーと、環境で最高の除去を詰め込んだデッキですね。

 {W}{G}、{B}{G}の2種類の「猫」から《包囲サイ》まで、どのクリーチャーも放っておくとゲームを決めかねない布陣に加えて、《英雄の破滅》と《アブザンの魔除け》。

 《アブザンの魔除け》の3つのモード全てを十二分に活用できるのは、現時点ではこのデッキだけです。

 石田は2マナ域を11枚とやや厚めに取った上で、土地を1枚追加して25枚としています。個人的にこの変更は好感が持てます。

 デッキの特性として、ゲームの主導権を取るためにいち早くクリーチャーを出したい側ですし、後半に引いても戦場の大抵のクリーチャーと相打ちを取れる《荒野の後継者》は要求に合致しています。

 土地が25枚というのも、3色でビートダウンと土地に関してはだいぶ無理をしないといけない事情を鑑みれば、少し多めに取るくらいでちょうど良いように思えます。

 ただこれは本当に私の好みなのですが、《アブザンの魔除け》は4枚取っても良かったのじゃないかな。ついそう余計に言ってしまうくらい、このデッキで使う魔除けは使い心地が良いですよ。

石田 龍一郎
第2回 BIGMAGIC OPEN Standard 優勝 / スタンダード[MO] [ARENA]
2 《
1 《平地
3 《吹きさらしの荒野
4 《砂草原の城塞
3 《ラノワールの荒原
4 《疾病の神殿
4 《コイロスの洞窟
2 《静寂の神殿
2 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ

-土地(25)-

4 《羊毛鬣のライオン
4 《荒野の後継者
3 《ラクシャーサの死与え
4 《先頭に立つもの、アナフェンザ
2 《責め苦の伝令
4 《包囲サイ

-クリーチャー(21)-
4 《思考囲い
4 《英雄の破滅
3 《アブザンの魔除け
3 《真面目な訪問者、ソリン

-呪文(14)-
2 《風番いのロック
2 《狩人狩り
1 《消去
4 《胆汁病
1 《異端の輝き
3 《悲哀まみれ
1 《残忍な切断
1 《世界を目覚めさせる者、ニッサ

-サイドボード(15)-
(「BIGMAGIC OPEN Standard Top8 Decklist」より引用)

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