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浅原晃の「プレミアイベント三大チェックポイント!」

2015.10.22

「プロツアー『戦乱のゼンディカー』」三大チェックポイント!環境に巻き起こす乱動。変化に対応しサイ良の答えにたどり着いたのは?

by 浅原 晃

 みなさん、こんにちは! プロツアー『戦乱のゼンディカー』、ご覧いただけましたでしょうか? まだ、見てないという方はすぐにでも、ニコニコ生放送のタイムシフトの視聴をしてほしいくらいの素晴らしい大会となりました。


 今回の記事よりタイトルを「プロツアー観戦ガイド」から「プレミアイベント三大チェックポイント!」にリニューアルして、ニコニコ生放送で私が個人的に見ておくべきと思う見所を3つのポイントに絞って紹介していきたいと思います。時間が無くて全部見るのは無理っという人は、ぜひ、このポイントの部分だけでも見てみてください。

(※編注:各項目がリンクになっているものは、タイムシフト視聴動画内のその場面に直接移動することができます。時刻はタイムシフト動画内の位置(時:分:秒)を表します。タイムシフト視聴画面の左下に入力欄があり、再生中に移動することもできます。)


 見所を触れる前に最初に軽く、プロツアーの行われた場所、ミルウォーキーについて軽く紹介しましょう。ミルウォーキーは五大湖であるミシガン湖のそばにある都市で、ビールが有名な都市です。ビール好きと言えば、我々の中では金子さんですが、そこの部分はまた、グルメ記事を上げてくれることでしょう。私としては、そろそろ体重計が金子さんの重さで壊れないか心配ですね。

ミルウォーキーはどんなところ?

 ちなみにミルウォーキーはインディアンの言葉で「良いところ」を意味するそうです。良いところ、うむ、わかりやすいですね。そんなわけで、私も、せっかくなので五大湖を見に行ってきました。五大湖を見るのは初めてですが、その大きさは優に面晶体10万個分以上ありそうです、感覚的にですが。

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 というわけで、会場から10分ほど歩いたとことにある、五大湖を眺めています。大きいですね。思わず、人生について考えてしまうような大きさです。しかし、もしかしたら、エルドラージの魔の手がここにも迫っているかもしれませんから、気は抜けません。ん? あれは?

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 むむ、ごそごそと動く集団が、ま、まさか、エルドラージ・末裔のトークンでは!?

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 あれ、ふぅ、勘違いか......あ!

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 鍛冶:うおぉぉぉぉ!
 浅原:節子......じゃない、鍛冶君、それエルドラージ・末裔やない!ガチョウや!

 というわけで......五大湖は平和でした。

 ミルウォーキーの平和も確認できたところで、プロツアー本戦の方の見どころを見て行きましょう!

チェックポイント1! 『戦乱のゼンディカー』ドラフトのトッププレイヤーのピック

 難しいと言われている『戦乱のゼンディカー』のドラフト。その難しさの1つに、同じ色の中でも、アーキタイプによってカード選択の優先度が異なるということが挙げられるでしょう。例えば、「白青の飛行を中心としたデッキ」と「白黒の吸血鬼デッキ」では、同じ白を使っていても、白黒の吸血鬼デッキの方はライフゲインのカードが高めに設定されるなど、白いカードの優先度がそれぞれ違いがあるのです。また、流れによって、アーキタイプを変えていくというのも今まで以上に重要なポイントとなっています。初手を引きずって弱いデッキになってしまったというケースは、ドラフトでよくある失敗例ではないでしょうか。

 トッププレイヤーの選択をじっくり見られるというのも、プロツアーならではと言えるでしょう。ドラフトのピックでは、時間差で同じ卓の2人のプレイヤーのピックを見ていくことができます。これで、アーキタイプによるカードの優先度や色変えのタイミングなど、トッププレイヤーの選択と自分の選択を見比べて見るもの面白いでしょう。

 ドラフトは1日目と2日目の放送開始から10分後くらいから行われます。ドラフトの楽しさはその環境を理解して、段々と自分の知識とピックを変化させていくことにもあります。その助けとして、トッププレイヤーのピックを大いに参考にしてみてはいかがでしょうか。1日目はウイリアム・ジェンセン/William Jensenとブライアン・キブラー/Brian Kiblerのドラフト、2日目はパウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ/Paulo Vitor Damo da Rosaとリード・デューク/Reid Dukeのピックを要チェック!

『戦乱のゼンディカー』ブースタードラフト1回目(1日目 0:13:36~)

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『戦乱のゼンディカー』ブースタードラフト2回目(2日目 0:08:26~)

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チェックポイント2! 新スタンダードのデッキ「青黒アリストクラッツ」

 アタルカ・レッド、アブザン、ジェスカイ、エスパーと様々な事前に強いと言われているデッキが活躍する中で、今大会で誰もが予想していなかったアプローチで、かつ、活躍していたデッキがあります。それが、「青黒アリストクラッツ」と呼ばれるデッキです。第13回戦、後にトップ8へと進出する、日本の瀧村選手の前に立ちふさがったのは、「青黒アリストクラッツ」を駆る、クリスティアン・カルカノ/Christian Calcanoでした。

 テキストカバレージでもデッキリストは公開されていますが、それが実際にこの大会でどう動いたのかというのを見られるのは、このラウンドの対決で確認するのが一番でしょう。ギミックが満載されたデッキが、お互いに速いデッキでありながら制限時間一杯まで、戦いを繰り広げることになります。《ヴリンの神童、ジェイス》が多くの注目を集める今大会でしたが、《異端の癒し手、リリアナ》のポテンシャルも侮れないということが分かるのではないでしょうか。リリアナ派の人は要チェック!

第13回戦:瀧村和幸 vs. クリスティアン・カルカノ(2日目 5:53:00~)

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チェックポイント3! 伝説のプレイヤーに日本勢が挑む!

 最終日には予選ラウンドを潜り抜けた、8人の素晴らしきプレイヤーが揃いますが、今回はいつもにも増して豪華なメンバーが揃いました。日本勢からは瀧村和幸選手と玉田遼一選手の2人が入ったというだけでなく、伝説のプレイヤーであるジョン・フィンケル/Jon Finkelや、殿堂にして世界最高のプレイスキルを持つパウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ。世界的なプレイヤーでありミルウォーキーが地元であるオーエン・ターテンワルド/Owen Turtenwaldなど、最近では最高クラスのトップ8と言ってもいいメンバーが揃っています。

もちろん、どの試合も見ごたえのある試合となりましたが、ここでオススメしたいのは、準決勝の玉田遼一vs.ジョン・フィンケルの試合です。純正のジェスカイvs.ダークジェスカイ。同じジェスカイでも、大きく構成が異なる両者の戦いは非常に見ごたえのあるものになりました。伝説のプレイヤーに挑み、そして劇的なトップデッキで日本人対決の決勝へとつながる戦い。玉田選手が伝説を越える様を要チェック!

準決勝:玉田遼一 vs. ジョン・フィンケル(3日目 3:36:08~)

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次回はグランプリ神戸2015、そしてワールド・マジック・ワールドカップ

 次回のニコニコ生放送は11月21日(土)~22日(日)にスタンダードで行われる「グランプリ・神戸2015」となります。この結果を受けて、どうメタゲームが変化していくのか楽しみな大会ですね。また、世界的なイベントとしては、「ワールド・マジック・カップ2015」が12月11日(金)~13日(日)に行われます。プロツアー『戦乱のゼンディカー』準優勝と活躍した玉田遼一選手が日本代表で出場します。こちらもニコニコ生放送で完全中継されますので、お楽しみに。また、解説にはあの謙虚で有名な、市川ユウキプロが来てくれるという噂ですので、市川ファンの方もお見逃しなく!

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 それでは、また次のイベントでお会いしましょう!

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