イベントカバレージ
Round 10:大塚 高太郎(神奈川) vs. 植田 勝也(愛知)
Round 10:大塚 高太郎(神奈川) vs. 植田 勝也(愛知)
By Daisuke Kawasaki
プレイヤーたちの運命を決定づける、といっても過言では無い第1ドラフトが終了し、ついに二日目のスイスラウンドが開始する。
普段であれば、全勝者による対決をお送りするところなのだが、ここは趣向を変えて、2敗対決のマッチアップをフィーチャリングしよう。
さて、昨年末のThe Finalsやグランプリ・神戸を例に挙げるまでもなく、東海地区、特に愛知が今シーズンもっとも勢いがある地域である事に異論はないだろう。
そんな東海地区のプレイヤーの中でも、いまや1・2を争う実力派と目されているのが植田 勝也(愛知)である。筆者は、個人的には2007年のThe Limitsで取材させていただいたのだが、平島と並び、抜きんでた実力を持っていたのが印象深い。

だが、対戦相手は、関東現役プレイヤー最強との噂もある大塚 高太郎(神奈川)である。
なお、今でこそ神奈川は古淵のプレイヤーとしてよく知られる大塚であるが、ブレイクのきっかけとなった日本選手権優勝時は、植田と同じく愛知のプレイヤーであった。
まさしく同郷対決となったこの対戦。
ここでの1敗が大きく響く対戦だけに、緊張感のあるデュエルが期待できるだろう。
Game 1
後手大塚の《目潰しの魔道士/Blinding Mage》がファーストアクション。この《目潰しの魔道士/Blinding Mage》が返しで植田のキャストした《風のドレイク/Wind Drake》を押さえるのだが、植田はさらに追加で《噛みつきドレイク/Snapping Drake》をキャストする。
しかし、大塚は《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》をキャストするターンを挟んでの《大蜘蛛/Giant Spider》。さらに《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》とのコンボが期待できる《尊き一角獣/Prized Unicorn》を戦場に追加する。
飛行は完全に止まった上に、将来的には盤面の優位を持っていかれそうな植田は、《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》をキャストした上で、《予言/Divination》をキャストし、解決策を模索する。
一方の大塚は、2枚目の《目潰しの魔道士/Blinding Mage》を追加し、さらに盤面を盤石なものとする。
ゲームが長引けば長引くほど不利になる展開が見える植田。
しかし、できる事は《角海亀/Horned Turtle》をキャストし、《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》を装備させることくらい。ここで大塚は《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》を装備した《尊き一角獣/Prized Unicorn》でアタックし、接死によって《角海亀/Horned Turtle》と《噛みつきドレイク/Snapping Drake》を破壊する。
そして、《棘茨の忍び寄るもの/Bramble Creeper》を戦場に追加する。
植田は、《風のドレイク/Wind Drake》の2体目をキャスト。大塚が《大蜘蛛/Giant Spider》に《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail》を装備させ、攻撃してきた返しに《睡眠/Sleep》をキャストし、必死に時間を稼ぐ。
しかし、大塚のクリーチャーが目を覚ますのを待つまでもなく、植田はカードを片付けたのだった。
大塚 1-0 植田
Game 2
先手植田の《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》に対して、大塚は《不屈の自然/Rampant Growth》でマナを伸ばす。
対して、植田は、《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》を起動しているにもかかわらず、土地を引けない。
だが、大塚の後続が止まらない。
大塚はさらに《棘茨の忍び寄るもの/Bramble Creeper》をキャストすると、5ターン目には6マナで強力エンチャント《隠れ潜む捕食者/Lurking Predators》をキャストする。
変わらず3マナながら《風のドレイク/Wind Drake》2枚のおかげでダメージレースに持ち込めそうな植田だけに、この呪文のキャストがアドバンテージにつながる可能性があるエンチャントはかなり厳しい。
植田のキャストによって公開された大塚のライブラリー一番上は《踏み荒らし/Overrun》。
4枚目の土地をなんとか引き当てていた植田は、起死回生の《睡眠/Sleep》で大塚のクリーチャーをタップし、時間を稼ごうとした。
だが、時間を稼ぐ事に成功したとしても、その後の展望が無いのならば、ゲームに勝利する事は難しいのだった。
大塚 2-0 植田
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