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シールドデッキ構築:渡辺 雄也(神奈川)
シールドデッキ構築:渡辺 雄也(神奈川)
By Yohei Tomizawa

シールドデック構築でフィーチャーするのは、GPメルボルンの覇者にして、POYレースをリードする渡辺 雄也(神奈川)である。事前に聞くと、《忌まわしい最期/Hideous End》を始めとした黒が枚数あるパックが欲しいとのところ。前回(グランプリ・タンパ)のシールドデックでは《忌まわしい最期/Hideous End》を4枚引き当てており、初日全勝を果たしている。
今回も理想のパックに出会えるのだろうか?
| {W} | {U} | {B} |
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0/1 《隊商のハルダ/Caravan Hurda》 0/1 《崖を縫う者/Cliff Threader》 0/1 《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》 0/1 《未達への旅/Journey to Nowhere》 0/1 《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》 0/1 《コーの地図作り/Kor Cartographer》 0/1 《コーの決闘者/Kor Duelist》 0/1 《命拾い/Narrow Escape》 0/2 《雨雲の翼/Nimbus Wings》 0/1 《気高き面影/Noble Vestige》 0/1 《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic》 0/1 《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost》 0/1 《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》 0/1 《陽の泉の探検/Sunspring Expedition》 |
0/1 《突風の統率者/Caller of Gales》 1/1 《ゴーマゾア/Gomazoa》 1/1 《乱動への突入/Into the Roil》 1/1 《アイオーの廃墟の探検/Ior Ruin Expedition》 0/2 《無気力の罠/Lethargy Trap》 1/1 《生きている津波/Living Tsunami》 1/1 《乱動の精霊/Roil Elemental》 1/1 《空の遺跡のドレイク/Sky Ruin Drake》 0/1 《呪文貫き/Spell Pierce》 1/1 《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》 0/1 《嵐のフクロウ/Tempest Owl》 0/1 《罠探しの計略/Trapfinder's Trick》 1/1 《天空のアジサシ/Welkin Tern》 1/1 《鞭打ちの罠/Whiplash Trap》 1/1 《風乗りの長魚/Windrider Eel》 |
0/1 《血の求道者/Blood Seeker》 0/1 《血の長の昇天/Bloodchief Ascension》 0/2 《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper》 0/1 《血の饗宴/Feast of Blood》 0/1 《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir》 0/1 《巨大蠍/Giant Scorpion》 0/1 《グール・ドラズの吸血鬼/Guul Draz Vampire》 0/1 《ハグラの悪魔信者/Hagra Diabolist》 0/1 《心臓刺しの蚊/Heartstabber Mosquito》 0/1 《湿地での被災/Marsh Casualties》 0/1 《精神ヘドロ/Mind Sludge》 0/1 《愚鈍な虚身/Mindless Null》 0/1 《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword》 0/2 《吸血鬼の一噛み/Vampire's Bite》 |
| {R} | {G} | {0} |
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1/1 《噴出の稲妻/Burst Lightning》 0/1 《電撃力/Electropotence》 0/3 《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint》 1/1 《地獄火の雑種犬/Hellfire Mongrel》 1/1 《高地の狂戦士/Highland Berserker》 1/1 《業火の罠/Inferno Trap》 1/1 《マグマの裂け目/Magma Rift》 1/1 《罰する火/Punishing Fire》 1/1 《髑髏砕きの巨人/Shatterskull Giant》 1/1 《尖塔の連射/Spire Barrage》 1/1 《松明投げ/Torch Slinger》 0/1 《不安定な足場/Unstable Footing》 1/1 《ゼクター祭殿の探検/Zektar Shrine Expedition》 |
0/2 《放牧の林鹿/Grazing Gladehart》 0/1 《ジョラーガの吟遊詩人/Joraga Bard》 0/1 《カビのシャンブラー/Mold Shambler》 0/1 《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist》 0/1 《秘宝の破壊/Relic Crush》 0/1 《リバー・ボア/River Boa》 0/1 《硬鎧の群れ/Scute Mob》 0/2 《絡め汁/Tanglesap》 0/1 《領地のベイロス/Territorial Baloth》 0/1 《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger》 0/1 《ゼンディカーの彼方導き/Zendikar Farguide》 |
1/2 《冒険者の装具/Adventuring Gear》 0/2 《探検の地図/Expedition Map》 1/1 《カルニの宝石/Khalni Gem》 0/1 《蜘蛛糸の網/Spidersilk Net》 0/1 《灰色革の隠れ家/Graypelt Refuge》 0/1 《セジーリの隠れ家/Sejiri Refuge》 1/1 《飛翔する海崖/Soaring Seacliff》 8 《島/Island》 9 《山/Mountain》 |
思い描いていた黒中心のカードプールには巡り会えず、さらに強いカードが散ったパックのため、かなり悩んでいる様子。《噴出の稲妻/Burst Lightning》に始まり、《罰する火/Punishing Fire》、《マグマの裂け目/Magma Rift》といった優秀な火力の揃った赤は確定したようだが、2色目が決まらない。クリーチャーしかない緑、カードが足りない白は早々と退場となるが、黒と青、この2色を天秤にかけ、悩む悩む、そして悩む。
黒は《湿地での被災/Marsh Casualties》、《精神ヘドロ/Mind Sludge》といった爆弾カードに始まり、赤との組み合わせることで生きるカードも多い。何よりもバランスが良い。
青は《天空のアジサシ/Welkin Tern》、《風乗りの長魚/Windrider Eel》、《生きている津波/Living Tsunami》といった優秀なフライヤーが揃っており、フィニッシャーとして《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》がいる。《乱動への突入/Into the Roil》、《鞭打ちの罠/Whiplash Trap》と2枚のバウンススペルもある。
クリーチャーをマナカーブ順に並べ、スペルとのバランスを見た結果、2色目は青に決定した模様。一体どういった理由からなのだろうか?
渡辺 「デックの安定を取るなら赤黒だね。ただクリーチャーの爆発力、大事な序盤からのダメージクロックを考えたら赤青が優れている。だからこの2色にしたよ。キーカードは間違いなく《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》だろうね。このカードで青にする決心がついたよ。」

飛行クリーチャーが多いため、除去呪文でもない限り、このデックのクロックを止めるのは難しいだろう。2色で序盤からクリーチャーでクロックをかけられるパックがいい、と語っており、この点では理想に見えるが。弱点はないのだろうか?
渡辺 「青は相手が早くないなら勝てる。除去、バウンスを絡めて飛行クリーチャーで押し切れるよ。ただね、守りが弱い。」
環境に溢れる上陸持ちクリーチャー、その筆頭である《板金鎧の土百足/Plated Geopede》などは苦しそうである。 クリーチャーの数がそれほど多くなく、何より重い。ダメージレースで勝つのは難しいため、優位を保つには除去が必須になりそうである。
渡辺 「まぁ、2マナ域の少なさは青も黒も変わらないよ。《湿地での被災/Marsh Casualties》と《精神ヘドロ/Mind Sludge》という爆弾カードはあったけど、逆にそれしかなかったんだ。確かに《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper》2枚は嬉しいけど、序盤のクリーチャーがより貧弱だね。」
《グール・ドラズの吸血鬼/Guul Draz Vampire》、《血の求道者/Blood Seeker》といった詰めの段階で真価を発揮するカードばかりで、戦闘に向くのは3マナ以降と大分遅いスタートになりそうである。
先ほどから《精神ヘドロ/Mind Sludge》を高く評価しているようなので、その点について聞いてみた。
渡辺 「《精神ヘドロ/Mind Sludge》はシールド、ドラフト問わず強い。環境早いから打てないとかはないよ。上陸という能力が強い環境だからこそ、土地・スペルといった様々な選択肢が絡み、潰せるこのカードは強い。だから相手によってはサイドから黒に変更する可能性もあるよ。クリーチャーの枚数が多いから、《冒険者の装具/Adventuring Gear》2枚目も入るしね。」
そう解説した後で、こう付け加えた。
渡辺 「勝ちパターンは赤青が一番はっきりしているよ。明確なビジョンを持つこと出来ることで、うまく試合運びが出来そうだね。」

デックとしては65点、2敗抜けとギリギリのものだという。POY獲得には、是非とも追加のプロポイントが欲しい渡辺。
青と赤、偶然にも渡辺の最も愛した'イゼット'カラーで仕上がった本日のシールドデック。デックに愛され、勝ち抜くことは出来るのだろうか?
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